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新築時、オーナー様はこだわりを持って意匠を選択されています。この意匠をそのまま活かして蘇らせることが最良の方法といえます。
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肉眼では全く問題が認められないサイディングも、左の写真のように30倍の拡大鏡で観ると、肉眼では判らないクラックが認められます。このクラックが劣化の始まりです。
日本窯業外装協会は、窯業系サイディング(外壁材)“維持管理のしおり”の中で、「塗替えは5年以上経過したら実施してください」と明示しています。
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新品のサイディング板に対して促進試験を行い10年・15年後の劣化状況を作り出します。10年後に相当する曝露時間ではまだ劣化は少ないですが、15年後に相当する曝露時間の場合、著しい劣化が見られます。
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10年経過相当のサイディング板に、クリヤースターウォールと他社ウレタンクリヤー塗料を塗装します。クリヤースターウォールは問題ありませんが、他社ウレタンクリヤーでは、ひび割れ・剥がれが起きています。
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15年経過相当のサイディング板に、クリヤースターウォールと他社ウレタンクリヤー塗料を塗装します。クリヤースターウォールでも劣化が認められます。他社ウレタンクリヤーでは、塗膜さえ残っていない状況です。
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方 法
- ①透明テープを用いる
- ②テープを塗膜に強く押しつけて、指でこする
- ③テープを剥がして黒紙の上に乗せ、右図と対比する
釘頭等を異なる塗料で補修したために、補修部分が目立ってしまった例。(現場で調色しても、全く同じ色を出すことは不可能です)
汚れが著しく不均一なケース
左写真は出隅の部分の劣化です。このままクリヤー(透明)塗装をしてしまうと非常に目立ちますので、補修が必要となります。
補修は、ウレタン樹脂塗料を現場で調色して行います。
この汚れが残ると塗装は剥離します。
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写真は、シーリング材にシリコンが用いられた場合の汚れ状況ですが、この汚れが認められた場合は次の処置が必要です。
新築時の外観を蘇らせ耐久性を向上させる塗料、それがクリヤースターウォール(水性無機透明塗料)です。
クリヤースターウォールは、ポリシロキサン系エマルジョンをベースとした2液型の無機-有機ハイブリッドクリヤー塗料です。無機の特長である優れた耐候性と、有機の特長である耐クラック性・耐屈曲性の双方を兼ね備えた、次世代の水性クリヤー塗料です。

ふっ素樹脂塗料をしのぐ耐候性を有します。



クリヤースターウォールを塗装した場合としなかった場合とでは、大差が生じています。


他社のウレタンクリヤーと比較した場合、色差・外観ともに、クリヤースターウォールは格段に優れています。



他社ウレタンクリヤーの場合、塗膜は10年ももちません。15年経過相当の劣化したサイディング板に塗装した場合、クリヤースターウォールでも他社ウレタンクリヤー塗料でも、もとの意匠を蘇らせることはできません。10年以内に、クリヤースターウォールで塗装することをお奨めします。

クリヤースターウォールと他社品ウレタンクリヤーとの促進耐候性比較試験

他社品と比べて、時間が経過しても劣化が少ないことが、クリヤースターウォールの大きな特徴です。安心してお選びください。

クリヤースターウォールで塗装をすると、施工前と比べて色濃く(濡れ色)、ツヤのある仕上がりになります。

特殊セラミック成分が建物に付着した汚れを除去します。他社類似品より優れた耐汚染性を示します。
プライマーは弱溶剤である塗料用シンナーで希釈します。また、クリヤースターウォールは水性かつ非トルエン・キシレン系であるため、他の強溶剤型の塗料より臭気がやわらかく、居住者の方に配慮した塗料です。
ふっ素樹脂塗料に比べて、クラック追随性が3倍となります。(弊社対比)
